5月12日の今買う大化け株

アルゴグラフ
20年3月期の連結経常利益を従来予想の53.8億円→65.6億円に22.0%上方修正。増益率が2.5%増→25.0%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。自動車業界を中心とする製造業の根強い研究開発投資意欲を背景に、システム商品販売や保守サービスが好調だったことが寄与。経費削減を進めたことも利益を押し上げた。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の50円→60円(前の期は1→2の株式分割前で90円)に増額修正した。

 コモ
20年3月期の連結経常利益を従来予想の3億円→3.9億円に28.9%上方修正。増益率が24.5%増→60.4%増に拡大する見通しとなった。コンビニエンスストア向けプライベートブランド製品のスポット導入効果に加え、新型コロナウイルス感染症対策としての外出自粛要請で内食関連需要が高まったことも追い風になった。

 手間いらず
20年6月期第3四半期累計(19年7月-20年3月)の経常利益(非連結)は前年同期比39.7%増の8.8億円に拡大して着地。宿泊予約サイトとの連携強化などを通じ、宿泊予約サイトコントローラ「TEMAIRAZU」の月額利用料が引き続き増勢だった。なお、現時点では月額固定収入が売上高の多くを占めることから、新型コロナウイルス感染症の影響は軽微としている。

 テクマト
20年3月期の連結経常利益を従来予想の24.6億円→30.1億円に22.4%上方修正。増益率が4.6%増→28.0%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。継続的なセキュリティ投資需要の高まりを背景に、セキュリティ関連製品が伸びたほか、戦略的に推進しているストック型ビジネスの拡大も奏功し、売上高が計画を上回ったことが寄与。販管費の減少に加え、アプリケーションサービス分野の伸長や事業構造改革の進展も利益を押し上げた。

4月22日の今買う大化け株

ヤマシタHD
20年5月期上期(6-11月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の5億8200万円に急拡大して着地。消費増税前の駆け込み需要を背景に、高度医療機器や低侵襲治療機器などの販売が伸びたことが寄与。
併せて、通期の同利益を従来予想の4億5300万円→6億3900万円に41.1%上方修正。従来の26.6%減益予想から一転して3.6%増益見通しとなった。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の32円→45円(前期は42円)に大幅増額修正した。予想PERが15.5倍→9.8倍に急低下し、割安感が強まった。
同時に、NTT東日本と協業し、医療機関向けICTサービスを開始すると発表。Wi-Fi導入・運用支援のほか、クラウドカメラを提供する。

 PCNET
20年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の1.4億円→2億円に46.4%上方修正。増益率が20.7%増→76.7%増に拡大し、14期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。「Windows10」への入れ替え需要の本格化やIT人材不足の深刻化を背景に、パソコンの中長期レンタル、ITサービス、使用済みIT機器の回収・データ消去サービスの受注が想定より伸びたことが寄与。イヤホンガイドのレンタル・販売が好調だったことも上振れに貢献した。

 アドヴァン  
20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比14.7%増の54.9億円に伸びて着地。民間工事を中心とした旺盛な建設需要を背景に、建材関連事業の収益が伸長したことが寄与。デリバティブ評価益の増加なども大幅増益の要因となった。
通期計画の52億円をすでに5.8%上回っており、業績上振れが期待される。

2月15日の今買う大化け株

イーブック <3658>
21年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.2倍の4.1億円に急拡大して着地。電子書籍販売サービス「ebookjapan」でゴールデンウィーク期間中に販促キャンペーンを実施したことが奏功したほか、巣ごもり需要の継続も追い風となり、51.4%の大幅増収を達成したことが寄与。第1四半期実績だけで、通期計画の8.8億円に対する進捗率は46.6%に達しており、業績上振れが期待される。

アクモス <6888>
20年6月期の連結経常利益を従来予想の3.8億円→5.2億円に36.9%上方修正。増益率が8.8%増→48.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ITソリューション事業でSI・ソフトウェア開発分野の受注が引き続き好調だったことが寄与。プロジェクト管理の強化による付加価値向上も上振れに貢献した。

キューブシス <2335>
4億円に急拡大して着地。宅配便事業会社向けシステム構築案件が拡大したものの、消費税対応案件や建設機械メーカー向けシステム構築案件の終息で売上高は前年並みだった。一方、不採算案件の解消や出張旅費などのコスト抑制が奏功し、利益は大幅に増加した。

 エムスリー <2413>
21年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比25.8%増の112億円に伸びて着地。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、製薬会社からマーケティング支援の受注が急増したことが寄与。オンラインサービスの需要増加で中国などアジア地域が大きく成長した海外事業も大幅増益に貢献した。

 RSテクノ <3445>
20年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の14億円→28億円に2.0倍上方修正。米中通商摩擦や新型コロナウイルス感染症拡大によるプライムシリコンウェーハ製造販売事業の業績悪化を想定していたが影響は限定的だった。顧客の需要増加を背景に売上高が計画を12.5%も上回ったことが利益を押し上げた。併せて、通期の連結経常利益も従来予想の34億円→48億円に41.2%上方修正し、減益率が37.2%減→11.4%減に縮小する見通しとなった。

1月6日の今買う大化け株

アイネス
20年3月期の連結経常利益を従来予想の20.5億円→30.5億円に48.8%上方修正。従来の8.2%減益予想から一転して36.6%増益見通しとなった。公共分野で法改正案件や福祉系システム案件の受注が想定より伸びることが寄与。開発・運用業務の稼働率向上やBPO事業の採算改善に加え、オフィス移転コストの削減も利益を押し上げる。

ショクブン
20年3月期の連結経常利益を従来予想の7500万円→1億4400万円に92.0%上方修正。食材宅配の拠点統廃合や原価低減、経費の見直しを進めることで、採算が大きく改善する。

Jストリーム
20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比96.5%増の3億3800万円に拡大して着地。医薬系企業によるオンライン講演会などのライブ配信案件の受注が回復したほか、昨年8月末に買収したビッグエムズワイでは医薬系企業向けの映像制作やシステム開発が好調だった。

 さくらKCS
20年3月期の連結経常利益を従来予想の6億6000万円→8億円に21.2%上方修正。増益率が10.7%増→34.2%増に拡大する見通しとなった。旺盛なIT投資需要を背景に産業関連部門の好調が継続することに加え、システム機器販売案件などの受注獲得で公共関連部門の収益も伸びる。

 富士通
20年3月期の連結最終利益を従来予想の1250億円→1600億円に28.0%上方修正。増益率が19.5%増→53.0%増に拡大する見通しとなった。ソリューションやシステム構築など国内サービス部門が伸びるほか、「Windows7」関連の買い替え需要なども寄与する。採算改善やコスト減少なども上振れの要因となる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の160円→180円に増額修正した。併せて、発行済み株式数の2.71%にあたる550万株(金額で500億円)を上限とする自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いが期待される。

 任天堂
20年3月期の連結経常利益を従来予想の2600億円→3000億円に15.4%上方修正。従来の6.3%減益予想から一転して8.2%増益見通しとなった。ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売計画を1800万台から1950万台に引き上げた。携帯専用機の投入や人気ゲーム「ポケットモンスター」最新作の好調などが上振れの背景。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の760円→890円(前期は810円)に増額修正した。

12月1日の今買う大化け株

SMN <6185>
20年3月期の連結経常利益を従来予想の5.5億円→7.3億円に32.7%上方修正。従来の23.2%減益予想から一転して2.0%増益を見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。アドテクノロジーとマーケティングソリューションの既存サービスが順調に推移したうえ、新規領域であるメディア事業における固定費の増加が想定を下回ったことが上振れの要因となった。

買取王国 <3181> へ
20年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の6300万円→1億2300万円に95.2%上方修正。増益率が28.6%増→2.5倍に拡大する見通しとなった。既存店売上高が好調に推移する中、出店費用や店舗運営費用が想定を下回ったことが利益を押し上げた。
業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当を5円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。

インテリクス <8940>
20年5月期第3四半期累計(19年6月-20年2月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の5.8億円に急拡大して着地。不動産小口化商品「アセットシェアリング博多」の販売に加え、商業ビルや新築マンションを売却したことが収益を押し上げた。主力の中古マンション再生流通事業で地方主要都市を中心に販売件数が増加したことも大幅増益に貢献した。

インタライフ
20年2月期の連結経常利益を従来予想の1億6000万円→3億4000万円に2.1倍上方修正。増益率が6.0%増→2.3倍に拡大する見通しとなった。売上高は計画を下回ったものの、工事事業で受注の積み上げと利益率の改善が進んだことが上振れの要因となった。

 イオン九州
20年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.5億円→8億円に2.3倍上方修正。増益率が35.1%増→3.1倍に拡大する見通しとなった。消費税増税の前後に実施した販売施策の強化が奏功し、下期の売上高が計画を上回ったことが寄与。店舗運営の効率化を進めたことも上振れに貢献した。