四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の15銘柄(5月28日更新)

東ラヂ <7235>
24年3月期の連結最終損益を従来予想の5.5億円の黒字→13億円の黒字(前期は7.1億円の赤字)に2.4倍上方修正した。半導体不足やサプライチェーン混乱の収束で国内市場の需要が堅調に推移し、売上高が計画を上回ることが寄与。資源市況が比較的安定した動きになったことに加え、製造効率化や固定費削減に取り組んだことも上振れの要因となる。さらに、受取配当金3億円の計上も最終利益を押し上げる。

 サイボウズ <4776>
23年12月期の連結経常利益を従来予想の28.1億円→34.5億円に22.8%上方修正。増益率が2.9倍→3.5倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。広告宣伝費や販売促進費が想定を下回ることに加え、為替変動の影響なども織り込んだ。

三社電機製作所 <6882>
再生エネルギーのコンサルティング、開発、精工、販売を展開する合弁会社を設立。FAプロダクツのスマートエネルギー事業を承継した新会社の株式を三社電機、日東工業 <6651> 、徳倉建設 <1892> が取得する。

京セラ <6971>
継続保有株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主に、保有株数と保有期間に応じたクオカード(1000~2000円分)またはカタログギフト(3000~1万円相当)を贈呈する。既存の優待制度(優待価格販売)は今後も継続する。