ヤマシタHD
20年5月期上期(6-11月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の5億8200万円に急拡大して着地。消費増税前の駆け込み需要を背景に、高度医療機器や低侵襲治療機器などの販売が伸びたことが寄与。
併せて、通期の同利益を従来予想の4億5300万円→6億3900万円に41.1%上方修正。従来の26.6%減益予想から一転して3.6%増益見通しとなった。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の32円→45円(前期は42円)に大幅増額修正した。予想PERが15.5倍→9.8倍に急低下し、割安感が強まった。
同時に、NTT東日本と協業し、医療機関向けICTサービスを開始すると発表。Wi-Fi導入・運用支援のほか、クラウドカメラを提供する。
PCNET
20年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の1.4億円→2億円に46.4%上方修正。増益率が20.7%増→76.7%増に拡大し、14期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。「Windows10」への入れ替え需要の本格化やIT人材不足の深刻化を背景に、パソコンの中長期レンタル、ITサービス、使用済みIT機器の回収・データ消去サービスの受注が想定より伸びたことが寄与。イヤホンガイドのレンタル・販売が好調だったことも上振れに貢献した。
アドヴァン
20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比14.7%増の54.9億円に伸びて着地。民間工事を中心とした旺盛な建設需要を背景に、建材関連事業の収益が伸長したことが寄与。デリバティブ評価益の増加なども大幅増益の要因となった。
通期計画の52億円をすでに5.8%上回っており、業績上振れが期待される。