四季報記者が注目する2023年8月大化け期待の20銘柄(8月3更新)

日本高周波鋼業<5476>
2021年5月以来の高値をつけた。2日の取引終了後、未定としていた24年3月期の最終損益予想に関し、75億円の黒字(前期は1億5000万円の赤字)に転換する見込みだと発表。これが株価の刺激材料となった。

 内海造船<7018>
1日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比52.6%増の135億4500万円、最終利益は28.3倍の17億5400万円となった。第1四半期ながら通期の計画(3億円)を大きく上回っており、ポジティブ視した買いを集めたようだ。

アップル <2788>
23年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の3.3億円→9.9億円に3.0倍上方修正。海外中古車輸出事業でタイやマレーシア向けを中心に出荷台数が想定以上に増加し、売上高が計画を35.3%も上回ったことが利益を押し上げた。為替の円安基調も追い風となった。

H2Oリテイ <8242>
24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の51.9億円に急拡大して着地。主力の百貨店事業で宝飾・時計やラグジュアリーブランドなどの販売が好調に推移し、国内、免税売上ともにコロナ前の水準を上回った。百貨店事業と食品事業を中心にコスト削減を進めたことも大幅増益に貢献した。