四季報記者が注目する2021年大化け期待の20銘柄【3月30日】

<6614> シキノハイテック

24日に上場したが、取引が成立していなかった。半導体検査装置のほか、LSIの設計やIPコアの開発カメラモジュール、画像処理システムの開発・製造を手掛ける。21年3月期の営業利益予想は前期比13.2%減の2.04億円。新型コロナウイルス感染拡大による半導体顧客の設備導入抑制などが影響し、電子システムやマイクロエレクトロニクスが低調に推移する一方、製品開発が大口顧客の受注で伸長する見通し。第3四半期累計の実績は0.94億円。

<4563> アンジェス
共同開発している新型コロナウイルス感染症に対する治療薬(ファースト・イン・クラス)のAV-001の第1相臨床試験で、良好な結果が得られたと発表している。AV-001の安全性と忍容性が確認され、1日1回の投与で開発できる薬物動態プロファイルが示されたという。今後、データを米食品医薬品局(FDA)に提出し、重度の患者での有効性を評価する前期第2相臨床試験について協議する予定としている。

ココナラ<4176>
19日にマザーズ市場に新規上場し、公開価格1200円に対して2300円で初値を形成し、初日は2599円で取引を終えたが、上場2日目となるこの日は、朝方から順調に買いを集めている。同社は、個人のさまざまな分野の知識・スキル・経験に基づくサービス・役務をユーザー間で売買するマーケットプレイス「ココナラ」の運営が主な事業で、足もとではビジネス利用の多い制作・ビジネス系が伸びており、ビジネス系の伸びによる業績拡大のほか、直近IPO銘柄ならではの値動きの軽さへの期待が高まっているようだ。

サカイオーベックス <3408>
シティインデックスイレブンスが26日付で財務省に提出した大量保有報告書によると、シティインデックスイレブンスの同社株式保有比率は6.20%となり、新たに5%を超えたことが判明した。