1月6日の今買う大化け株

アイネス
20年3月期の連結経常利益を従来予想の20.5億円→30.5億円に48.8%上方修正。従来の8.2%減益予想から一転して36.6%増益見通しとなった。公共分野で法改正案件や福祉系システム案件の受注が想定より伸びることが寄与。開発・運用業務の稼働率向上やBPO事業の採算改善に加え、オフィス移転コストの削減も利益を押し上げる。

ショクブン
20年3月期の連結経常利益を従来予想の7500万円→1億4400万円に92.0%上方修正。食材宅配の拠点統廃合や原価低減、経費の見直しを進めることで、採算が大きく改善する。

Jストリーム
20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比96.5%増の3億3800万円に拡大して着地。医薬系企業によるオンライン講演会などのライブ配信案件の受注が回復したほか、昨年8月末に買収したビッグエムズワイでは医薬系企業向けの映像制作やシステム開発が好調だった。

 さくらKCS
20年3月期の連結経常利益を従来予想の6億6000万円→8億円に21.2%上方修正。増益率が10.7%増→34.2%増に拡大する見通しとなった。旺盛なIT投資需要を背景に産業関連部門の好調が継続することに加え、システム機器販売案件などの受注獲得で公共関連部門の収益も伸びる。

 富士通
20年3月期の連結最終利益を従来予想の1250億円→1600億円に28.0%上方修正。増益率が19.5%増→53.0%増に拡大する見通しとなった。ソリューションやシステム構築など国内サービス部門が伸びるほか、「Windows7」関連の買い替え需要なども寄与する。採算改善やコスト減少なども上振れの要因となる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の160円→180円に増額修正した。併せて、発行済み株式数の2.71%にあたる550万株(金額で500億円)を上限とする自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いが期待される。

 任天堂
20年3月期の連結経常利益を従来予想の2600億円→3000億円に15.4%上方修正。従来の6.3%減益予想から一転して8.2%増益見通しとなった。ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売計画を1800万台から1950万台に引き上げた。携帯専用機の投入や人気ゲーム「ポケットモンスター」最新作の好調などが上振れの背景。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の760円→890円(前期は810円)に増額修正した。