11月の今買う大化け株

KDDI <9433>
上期税引き前は7%増益で着地。発行済み株式数(自社株を除く)の3.65%にあたる8400万株(金額で2000億円)を上限に自社株買いを実施する。

テノ.ホールディングス<7037>
10月30日の取引終了後、東証が11月12日付で同社株を市場1部に市場変更すると発表しており、これが好材料視されている。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。併せて、21万4300株の立会外分売を実施すること、及び子育て支援事業を展開するオフィス・パレットの全株式を取得し子会社化することも明らかにしている。

 アイティメディア <2148>
21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比74.5%増の5.5億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の9.5億円→11.2億円(前期は7.8億円)に17.9%上方修正し、増益率が21.8%増→43.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益は前年同期比22.3%増の5.6億円に伸びる計算になる。

 中山福 <7442>
21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結営業損益は4億6300万円の黒字(前年同期は7400万円の赤字)に浮上し、従来の2億円の赤字予想から一転黒字で着地。通期計画の2000万円に対する進捗率が2315.0%とすでに上回り、さらに5年平均の48.8%も超えた。

ワコム<6727>
第2四半期の営業利益は前年同期比186.4%増の86.18億円だった。あわせて通期業績予想の修正を発表。営業利益は56~65億円から90憶円(61.7%増)に上方修正た。それでも進捗率は95.7%となり、一段の上ブレが期待されそうである。ディスプレイ製品及びペンタブレット製品の売上高が前年同期を大幅に上回ったほか、オンライン教育及びテレワークの普及に伴う需要増加が追い風。