9月の今買う大化け株

ウインテスト <6721>
今期最終は黒字浮上で17期ぶり最高益更新へ。また、NHK放送技術研究所から次世代技術の研究開発用装置として、センサアレイ評価装置「WTS-311NX」を受注。受注金額は約5000万円。

<4592> サンバイオ
再生細胞医薬品「SB623」の慢性期脳梗塞を対象とした米国でのフェーズ2b臨床試験の追加解析について、投与群の49%に改善が見られ、統計学的に有意な結果が出たと発表している。今回の結果を受け、次のSB623脳梗塞プログラムや脳出血プログラムの国内後期臨床試験の準備を開始した。併せて21年1月期第2四半期決算を発表、累計営業損益は25.70億円の赤字で着地している。

Mマート <4380>
21年1月期第2四半期累計(2-7月)の経常利益(非連結)は前年同期比13.0%増の7800万円に伸び、通期計画の1億5600万円に対する進捗率は50.0%に達し、さらに前年同期の46.9%も上回った。会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した8-1月期(下期)の経常利益は前年同期比0.0%の7800万円とほぼ横ばいの計算になる。

Link-U <4446>
前期経常は7%増で2期連続最高益・5-7月期(4Q)経常は9.5倍増益、今期業績は非開示。また、マッチングサービスを運営するリベラルマーケティングの株式を取得し子会社化する。

ソフトバンク<9434>
14日取引終了後、売り出し価格は1株につき1204.50円で決定した。株式売り出しによる需給悪化懸念を背景に、空売りの増加で株価は下落基調を続けていたこともあり、この日はいったん利益確定による買い戻しも流入している様子だ。23日に受渡日を迎える。ただ、菅政権の発足が見込まれるなか、携帯電話料金の引き下げ圧力が強まるとの観測もあり先行きには警戒感がくすぶっている。

9月14日の今買う大化け株

 イトクロ <6049>
20年10月期第3四半期累計(19年11月-20年7月)の連結経常利益は前年同期非連結比38.0%減の9.3億円に落ち込んだ。
併せて、非開示だった通期の業績予想は経常利益(非連結)が前期比23.5%減の11億円に減る見通しを示した。

<9984> ソフトバンク
2割超の急落となったテスラを中心に、IT・半導体関連の主力銘柄が軒並み安、引き続き手仕舞い売り圧力が強まる状況となっている。米主要ハイテク株の下落により、ビジョンファンドのパフォーマンス低下が懸念される形のようだ。直近で行ったとされるオプション取引のポジション状況などにも不透明感残り、積極的な押し目買いも手控えられている。

フリービット <3843>
21年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の5.8億円に急拡大して着地。新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワーク需要の高まりを背景に、MVNO支援パッケージをはじめとする通信インフラサービスが好調だったことが寄与。お薬手帳アプリの利用者増加や薬局向けソリューションの顧客獲得などでヘルステック事業が黒字化したことも増益に大きく貢献した。

北の達人コーポレーション<2930>
健康食品や化粧品などを自社企画し、製造をアウトソーシングするビジネスモデルで業績成長路線を続けてきた。21年2月期はコロナ禍により減収減益を見込むが、株価には織り込み済みで徐々に来期以降の回復を買う動きに変わってきた。美容トレンドとして脚光を浴びるマイクロニードルのブームを捉え「ヒアロディープパッチ」が大ヒットし収益に貢献している。

ヤーマン <6630>
急拡大して着地。巣ごもり消費の増加でECを中心とした通信販売が急拡大し、60.6%の大幅増収を達成した。美顔器など美容健康機器の直販部門でインフォマーシャル(欧米で登場したテレビショッピングの手法)が大きく伸びたほか、テレビ通販会社向けの販売や中国国内のECなどが好調だった。上期計画の16.3億円に対する進捗率は97.2%に達しており、業績上振れが期待される。

9月11日の今買う大化け株

アイコム <6820>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.49%にあたる7万株(金額で1億9012万円)を上限に、9月11日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

gumi <3903>
21年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比26倍の10.8億円に急拡大して着地。スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」が国内外で好調だったことが寄与。費用対効果を重視したプロモーションの実施で広告宣伝費が減少したことも利益拡大につながった。

ポプラ <7601>
ローソン <2651> と共同事業契約を締結。子会社ポプラリテールを設立し、ポプラ、生活彩家、スリーエイトブランドの一部店舗を「ローソン・ポプラ」「ローソン」ブランド店舗に転換して運営する。

アークランド <9842>
21年2月期の連結経常利益を従来予想の110億円→132億円に20.1%上方修正。増益率が5.8%増→27.1%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルス感染症の拡大防止需要や外出自粛による巣ごもり商品のニーズを取り込み、上期業績が計画を大幅に上回ったことが寄与。なお、11月末をメドに完全子会社化を予定するLIXILビバ <3564> の業績は織り込んでいない。

イーグランド <3294>
21年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.2億円→5億円に4.1倍上方修正。減益率が76.2%減→2.3%減に縮小する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で販売鈍化を見込んでいた期初予想に反して、7月、8月は不動産販売が好転し、売上高が計画を15.5%も上回ることが寄与。居住用物件の販売増加に加え、利益率の高い大型収益用物件を売却したことも上振れに貢献する。

9月10日の今買う大化け株

価値開発 <3010> 

株主優待制度を再開。毎年9月末時点で3000株以上を保有する株主に対し、株主優待ポイントを保有株数と保有期間に応じて3000~12万ポイント付与する。ポイントはこだわりグルメや電化製品、体験ギフトなどと交換できる。20年9月末から適用。

ベステラ <1433>
21年1月期上期(2-7月)の連結経常利益は前年同期比88.9%減の1700万円に大きく落ち込んで着地。大型工事の着工時期が下期にずれ込んだことや人件費の増加が響いた。
併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比2.1倍の2億円に拡大する見通しを示した。プラント解体工事の受注残高や工事案件の引き合いが回復するなか、10.6%の増収を見込む。

アゼアス <3161>
◆21年4月期上期(5-10月)の連結経常利益を従来予想の7000万円→1億5600万円に2.2倍上方修正。減益率が60.2%減→11.4%減に縮小する見通しとなった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、防護服を中心とした感染対策用資材の需要が急増し、防護服・環境資機材事業の収益が想定より伸びることが寄与。

Bガレージ <3180>
21年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比11.4%増の1億7600万円に伸びて着地。物販事業でEC売上高が大きく伸びたことが寄与。新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月は大きく落ち込んだものの、6月以降はデジタル化促進の追い風もあり、新規会員獲得数が急増し、販売額が大幅に拡大した。
上期計画の1億7200万円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

 トビラシステ <4441>
20年10月期第3四半期累計(19年11月-20年7月)の経常利益(非連結)は前年同期比14.4%増の3.4億円に伸びて着地。電話・SNSを用いた特殊詐欺の認知件数・被害額が高水準で推移するなか、モバイル向けを主力とする迷惑情報フィルタサービスの利用者数が増加し、24.9%の大幅増収を達成した。