2月15日の今買う大化け株

イーブック <3658>
21年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.2倍の4.1億円に急拡大して着地。電子書籍販売サービス「ebookjapan」でゴールデンウィーク期間中に販促キャンペーンを実施したことが奏功したほか、巣ごもり需要の継続も追い風となり、51.4%の大幅増収を達成したことが寄与。第1四半期実績だけで、通期計画の8.8億円に対する進捗率は46.6%に達しており、業績上振れが期待される。

アクモス <6888>
20年6月期の連結経常利益を従来予想の3.8億円→5.2億円に36.9%上方修正。増益率が8.8%増→48.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ITソリューション事業でSI・ソフトウェア開発分野の受注が引き続き好調だったことが寄与。プロジェクト管理の強化による付加価値向上も上振れに貢献した。

キューブシス <2335>
4億円に急拡大して着地。宅配便事業会社向けシステム構築案件が拡大したものの、消費税対応案件や建設機械メーカー向けシステム構築案件の終息で売上高は前年並みだった。一方、不採算案件の解消や出張旅費などのコスト抑制が奏功し、利益は大幅に増加した。

 エムスリー <2413>
21年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比25.8%増の112億円に伸びて着地。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、製薬会社からマーケティング支援の受注が急増したことが寄与。オンラインサービスの需要増加で中国などアジア地域が大きく成長した海外事業も大幅増益に貢献した。

 RSテクノ <3445>
20年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の14億円→28億円に2.0倍上方修正。米中通商摩擦や新型コロナウイルス感染症拡大によるプライムシリコンウェーハ製造販売事業の業績悪化を想定していたが影響は限定的だった。顧客の需要増加を背景に売上高が計画を12.5%も上回ったことが利益を押し上げた。併せて、通期の連結経常利益も従来予想の34億円→48億円に41.2%上方修正し、減益率が37.2%減→11.4%減に縮小する見通しとなった。