採用面接で腹が立って「志望動機なんかありません」と答えたときの話。

もう10年以上も前のことだが、新入社員の採用面接でお会いした、忘れられない一人の女子学生がいる。

彼女はノックもせずいきなり部屋に入ると、何も言わず席に座り、下を向いてそのまま固まってしまった。

最終の役員面接となると、やはり緊張で上手く話せなくなってしまう学生もいるので、その事自体は珍しいことではない。

しかし彼女は余りにも極端だった。

「こんにちは。今日は面接に来てくださってありがとうございます。よろしくお願いします。」

「緊張する必要なんか、全くありません。少しお話をお聞きすることはできそうですか?」

 

わずかに見える鼻の頭や耳まで真っ赤になってしまっていて、今にも泣き出しそうだ。

顔を上げられず、小さく固まってしまった肩が震えている。

もはや面接どこではない空気感だ。

とはいえ彼女もここまで試験を進み、しかも履歴書からもとても優秀な学生であることは十分わかる。

たかだか「あがり症」であることだけを理由に面接を打ち切る必要はないので、言葉を続けた。

四季報記者が注目する2023年8月大化け期待の20銘柄(7月27更新)

タツタ電線 <5809>
24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比36.8%増の5.9億円に拡大した。直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の2.2%→3.5%に改善した。

 ODKソリューションズ <3839>
24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は1.2億円の赤字(前年同期は1.7億円の赤字)に赤字幅が縮小した。直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-21.2%→-14.3%に急改善した。

日本電技 <1723>
24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比11倍の5.7億円に急拡大し、通期計画の46.5億円に対する進捗率は5年平均の4.9%を上回る12.4%に達した。直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の0.3%→7.4%に急改善した。

エヌエフホールディングス <6864>
24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は1億8700万円の黒字(前年同期は3200万円の赤字)に浮上し、4-9月期(上期)計画の2億4000万円に対する進捗率は77.9%に達し、5年平均の41.5%も上回った。直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-4.1%→7.0%に急改善した。

四季報記者が注目する2023年8月大化け期待の20銘柄(7月25更新)

大倉工業 <4221>
23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の23.5億円→27億円(前年同期は25.4億円)に14.9%上方修正し、一転して6.3%増益見通しとなった。
なお、通期の経常利益は従来予想の48億円(前期は42.7億円)を据え置いた。

 インソース <6200>
23年9月期第3四半期累計(22年10月-23年6月)の連結経常利益は前年同期比16.2%増の28億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の37.2億円→38.4億円(前期は33.4億円)に3.4%上方修正し、増益率が11.2%増→14.9%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

ピー・シー・エー <9629>
24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比38.4%増の4.3億円に拡大し、通期計画の14.7億円に対する進捗率は29.5%に達し、5年平均の21.4%も上回った。直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の10.5%→12.6%に上昇した。

バルテス <4442>
9月30日割当の1→3の株式分割に伴い、年間配当を従来計画の12円→4円(前期は無配)に修正したが、実質配当は変わらない

四季報記者が注目する2023年8月大化け期待の20銘柄(7月23更新)

 プロルート丸光 <8256>
23年3月期の連結最終損益は13.6億円の赤字(前の期は9.6億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、24年3月期は0.1億円の黒字に浮上する見通しとなった。

ニデック <6594>
24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比55.0%増の640億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の740億円に対する進捗率は86.5%に達し、5年平均の39.7%も上回った。直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の8.3%→10.6%に改善した。

 鉄人化計画 <2404>
23年8月期第3四半期累計(22年9月-23年5月)の連結経常損益は6900万円の赤字(前年同期は3800万円の赤字)に赤字幅が拡大した。直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の連結経常損益は3700万円の黒字(前年同期は5300万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-3.9%→1.2%に急改善した。

日本国土開発 <1887>
23年5月期の連結経常利益は前の期比44.8%減の46.3億円に落ち込んだが、24年5月期は前期比40.1%増の65億円にV字回復する見通しとなった。

四季報記者が注目する2023年8月大化け期待の20銘柄(7月22更新)

岩井コスモホールディングス <8707>
24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比56.3%増の18.8億円に拡大した。直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の21.0%→29.5%に大幅上昇した。

東京製鐵 <5423>
24年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比64.1%増の129億円に拡大した。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の155億円→205億円(前年同期は214億円)に32.3%上方修正し、減益率が27.9%減→4.6%減に縮小する見通しとなった。上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の310億円→360億円(前期は392億円)に16.1%上方修正し、減益率が21.0%減→8.3%減に縮小する見通しとなった。

ジャパンインベストメントアドバイザー <7172>
23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の5.4億円→26億円(前年同期は67億円)に4.8倍上方修正し、減益率が91.9%減→61.2%減に縮小する見通しとなった。

 エイトレッド <3969>
24年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比0.5%増の2億円となり、4-9月期(上期)計画の4.8億円に対する進捗率は5年平均の38.9%を上回る42.7%に達した。

四季報記者が注目する2023年大化け期待の20銘柄(7月20更新)

立花エレテック <8159>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.00%にあたる100万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月6日から24年3月31日まで。

稲葉製作 <3421>
23年7月期の連結経常利益を従来予想の22.3億円→31億円に39.0%上方修正。従来の2.4%減益予想から一転して35.6%増益見通しとなった。売上高が堅調に推移するなか、原材料・エネルギー価格高騰分の販売価格への転嫁や生産・物流コストの削減を進めることが利益を押し上げる。

 内田洋行 <8057>
23年7月期第3四半期累計(22年8月-23年4月)の連結経常利益は前年同期比16.0%増の89.8億円に伸びて着地。民間分野での大手企業向けICT需要やオフィス環境需要に加え、中堅中小企業向け基幹システム需要、自治体向けのネットワーク案件などが増加し、2ケタ増収増益を達成した。併せて、通期の同利益を従来予想の75億円→84億円に12.0%上方修正。従来の4.4%減益予想から一転して7.1%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は3月に続き、2回目。

SDSホールディングス <1711>
リサイクル・リユースパネルを活用した太陽光発電システム(PPAモデル)で業務提携したAMG社とPPA事業を本格的に展開する合弁子会社を設立する。

エンバイオ・ホールディングス <6092>
株主優待制度を導入。毎年9月末時点で700株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数に応じて3000~2万ポイント)を付与する。

四季報記者が注目する2023年大化け期待の20銘柄(7月10更新)

北陸ガス <9537>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.09%にあたる10万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月29日から24年3月28日まで。

ファルテック <7215>
中期経営計画を策定。27年3月期に売上高800億円(23年3月期実績は741億円)、営業利益率4%(同-0.3%)を目指す。

AFC-HDアムスライフサイエンス <2927>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.71%にあたる10万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月7日から8月31日まで。

アディッシュ <7093>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.6%にあたる8万3600株(金額で9990万2000円)を上限に、5月26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

バナーズ <3011>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.83%にあたる61万株(金額で8113万円)を上限に、5月26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

四季報記者が注目する2023年大化け期待の20銘柄(7月15更新)

ADEKA <4401>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.5%にあたる50万株(金額で12億3500万円)を上限に、5月23日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

日本プラスト <7291>
3年3月期の連結経常損益は7.4億円の赤字(前の期は2.8億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、従来予想の10億円の赤字を上回って着地。続く24年3月期は8億円の黒字に浮上する見通しとなった。前期上振れは為替差益や補助金収入を計上したことが要因。今期は自動車生産が徐々に回復するほか、新車効果も見込まれ、17.3%の増収を計画する。

日新 <9066>
中期経営計画における資本政策の方針を策定。新たに下限配当として株主資本配当率(DOE)2.0%以上を設定するほか、26年度までに100億円程度の自社株買いを実施する。また、26年度までに政策保有株式約50億円の縮減を目指す。

商船三井 <9104>
株主優待制度を拡充。現行制度に加え、毎年3月末時点で300株以上を2年以上継続保有する株主を対象に、オリジナルカタログ(3000円相当のコース)掲載商品を贈呈する。

ステムリム <4599>
4月10日に速報として主要評価項目の達成を公表したレダセムチドの慢性肝疾患を対象とした第2相試験の計画解析が完了。治験の成績を追加報告。

日経平均に5月売り(セルインメイ)は当てはまらないかも

6月に向けて一段高となる可能性

日経平均株価は6月に向けて一段高となる可能性が出てきている。

 

日経平均(日足)の騰落レシオは4月25日に146%まで上がった。これにより、5月中旬までは堅調が続くと前回の記事でも予想したが、結果として2万8000円台半ばの水準を連休前後から抜けてきた。5月12日時点では、この高値をさらに抜けかけているような状況である。

 

5月9日には騰落レシオが再度143%まで上がった。5月16日あたりにももう一段と高くなる可能性がある。騰落レシオが120%程度でピークアウトするのではなくて、140%を超えるような超過熱圏まで入っている。経験則上、ここから1カ月程度、6月前半に向けて高値をもう一度抜けていくことが期待できるだろう。

アメリカでは税還付による資金が尽きる5月頃に株式をいったん売却して利益確定せよ、という「セルインメイ」の相場格言があります。ただ、今年はセオリーが当てはまらないかもしれません。

四季報記者が注目する2023年大化け期待の20銘柄(5月17更新)

あおぞら銀 <8304>
23年3月期の連結経常利益は前の期比84.1%減の73.5億円に落ち込んだが、続く24年3月期は前期比4.2倍の310億円に回復する見通しとなった。今期はマーケット関連業務での損失が膨らんだ前期から業績が大きく回復する見込み。

オリエンタル白石 <1786>
伊藤忠商事 <8001> [東証P]と資本業務提携。第三者割当増資の実施を通じ、伊藤忠が議決権割合12.26%を保有する筆頭株主となる予定。また、26年3月期に営業利益62億円(23年3月期実績は52億円)を目指す中期経営計画を策定。

パルグループホールディングス <2726>
発行済み株式数の1.19%にあたる55万株(金額で16億3250万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は5月17日から6月13日まで。買い付け価格は2917円。

楽天グループ <4755>
国内外で4億6810万2100株(海外追加分上限6105万6700株を含む)の公募増資と三木谷興産など計4先を割当先とする並行第三者割当増資7879万9000株を実施する。発行価格は5月24日から29日までのいずれかの日に決定。